点を取るには出塁しなきゃ始まらない
試合に勝つには得点を増やし失点を減らす必要があります。
今回は得点について考えてみましょう。
得点を挙げるのには様々な要素が考えられますが、普通は打率やホームランに目が行きがちです。
野球をやっていればヒットを打ちたい、長打を打ちたい、ホームランを打ちたいと誰もが考えていると思います。
しかし、本当にそれが重要なのでしょうか。
今回は選手があまり考えていない出塁について考えてみましょう。
これはプロ野球(2014年~2016年)のチーム出塁率と1試合当たりの得点の散布図です。
データ元:
なんとなく右肩上がりになっていませんか?
これに対して回帰直線と呼ばれる線を引いて見ましょう
さらに信頼区間を書いてみると
このようになります。この青い線と赤い線の間に全てのデータが含まれるようになっています。詳しくはいずれ書いていきます。
このグラフは「出塁率が上がれば、得点が上がる」ことを意味しています。
もう少しよく見てみましょう。出塁率が0.31から0.34に上がれば約1点得点が増えます。
1点増えるとどのくらいの試合に勝てるのでしょうか。
「」
どうでしょうか。ヒットやホームランを打てるようにならなくても出塁率を上げるのであれば四死球でもいいのです。そして四死球を増やすということは投手の球数を増やすことにもつながります。
つまり出塁率が上げることは得点を増やすのに大きな価値があるのです。2016年の日本ハムファイターズの西川選手を見てみるとよくわかると思うのでお勧めです。
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— keih@野球選手のセイバーメトリクス (@bb_keih) October 27, 2016
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