点を取るには出塁しなきゃ始まらない

試合に勝つには得点を増やし失点を減らす必要があります。

今回は得点について考えてみましょう。

 

 

得点を挙げるのには様々な要素が考えられますが、普通は打率やホームランに目が行きがちです。

 

 

野球をやっていればヒットを打ちたい、長打を打ちたい、ホームランを打ちたいと誰もが考えていると思います。

 

 

しかし、本当にそれが重要なのでしょうか。

 

 

今回は選手があまり考えていない出塁について考えてみましょう。

 

 

これはプロ野球(2014年~2016年)のチーム出塁率と1試合当たりの得点の散布図です。

 

データ元:

www.baseball-lab.jp

 

 

 

f:id:keih87:20161028224038j:plain

 

 

なんとなく右肩上がりになっていませんか?

 

 

これに対して回帰直線と呼ばれる線を引いて見ましょう

 

f:id:keih87:20161028224425j:plain

 

 

さらに信頼区間を書いてみると

 

f:id:keih87:20161028224509j:plain

 

このようになります。この青い線と赤い線の間に全てのデータが含まれるようになっています。詳しくはいずれ書いていきます。

 

 

このグラフは出塁率が上がれば、得点が上がる」ことを意味しています。

 

 

もう少しよく見てみましょう。出塁率が0.31から0.34に上がれば約1点得点が増えます。

 

1点増えるとどのくらいの試合に勝てるのでしょうか。

 

「」

 

どうでしょうか。ヒットやホームランを打てるようにならなくても出塁率を上げるのであれば四死球でもいいのです。そして四死球を増やすということは投手の球数を増やすことにもつながります。

 

 

つまり出塁率が上げることは得点を増やすのに大きな価値があるのです。2016年の日本ハムファイターズの西川選手を見てみるとよくわかると思うのでお勧めです。

 

 

 

 

 

 

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野球選手が上達するにはただ練習していてもしょうがない

 

野球の競技人口って知っていますか?

 

日本では約700万人くらいです。これが多いか少ないか、はたまた増えているのか減っているのかは別にして、この700万人の中でプロレベルの選手になるのは極めて難しいでしょう。

プロ野球選手は約800人(支配下登録選手約70人×12球団)なので1万人に1人くらいの実力者でなければなりません。

 

 

同じ練習していても、たくさんの中から飛びぬけるのは大変なのです。しかも今行っている練習で技術を得ても試合で使えるかはわかりません。

 

 

多くの野球チームの監督は今まで野球をやってきた人が教えてくれていますが、やってきただけであって教えるための訓練やチームの勝たせ方を知っているわけではないのです。必ずしも、選手に合った指導や練習をしてくれるとは限りません。

 

 

そんな中で上達したいなら、自分で考えて自分に合った練習をしなければならないのですが、試合では何が使えて何が使えないのかもわからなければいくら練習して技術を身に付けても勝てません。

 

 

「努力の方向を間違えている」

 

 

そんな風になってしまいます。練習は自分自身を上達させて試合に勝つためにやっているのに悲しいですね。そうならないために、

 

「みんなと同じ練習をたくさんやって上手くなる」から「試合で勝つための練習をする」

 

に切り替える必要があるとは思いませんか?

 

 

 

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これから大学院に行こうという人へ

これは僕が大学院に行こうと思ってから、合格発表までの話です。これから大学院に行こう、もしくはどこを受けようか(または就職か院かで)悩んでいる人のために、また自分のための備忘録としても残しておこうと思います。

 

 

なぜ大学院に行こうと思ったか?

 

僕の場合、大学1,2年時にそれほど自分の専門分野の領域でやりたいことがありませんでした。成績は普通よりは上くらいだし、特別できるってわけではないと思います。

 

それでもゼミはきちんとやろうと思い、統計のゼミで活動していましたが指導教員の転勤により4年時は統計学のゼミではなく解析学のゼミに入ることになりました。

 

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