これから大学院に行こうという人へ

これは僕が大学院に行こうと思ってから、合格発表までの話です。これから大学院に行こう、もしくはどこを受けようか(または就職か院かで)悩んでいる人のために、また自分のための備忘録としても残しておこうと思います。

 

 

なぜ大学院に行こうと思ったか?

 

僕の場合、大学1,2年時にそれほど自分の専門分野の領域でやりたいことがありませんでした。成績は普通よりは上くらいだし、特別できるってわけではないと思います。

 

それでもゼミはきちんとやろうと思い、統計のゼミで活動していましたが指導教員の転勤により4年時は統計学のゼミではなく解析学のゼミに入ることになりました。

 

 

ここで統計から離れることもできたのですが、せっかく勉強していたのにもったいないと感じ、大学院に行ってもっと続きをやろうと思ったのです。(さらに言えば、数学よりもおもしろいと感じてしまった)

 

そんなわけで大学院を受験することにしました。はっきり言えばもうちょっと勉強したかっただけです(笑)

 

 

 大学院で何がしたい?

大学院では、学部とは違い完全に研究メインです。講義よりも研究をしに行くことになります。

学部のように「行ってから専門分野を決めればいいや 」って気持ちで行くと後悔します。

 

やりたい分野がある。だからこの大学のこの教授の下で研究したい!

 

というのがベストなんじゃないかと思います。

正直、僕のようにもうちょっと勉強したい。くらいだとこの部分があいまいですが、、、

 

そういう場合や行きたい大学院が決まっていない。または今の大学にそのまま残ればいいかなって考えてる人も多いと思います。でもそこで思考停止するんじゃなくて、自分の指導教員ややりたい分野の教授、准教授etcに相談してみるのが良いと思います。

 

僕の場合は当時の指導教員に統計をやるならどの大学が良くてどんな先生がいるのかを教えていただきました。

 

これによってある程度の方向性が決まるんじゃないかなと思います。

 

 

 

受ける大学院が決まったら

志望校が決まったら、研究室見学に行くのが良いと思います。大学院だと内部進学が多く、僕のような外部から大学院に入ろうとすると少し大変みたいです。

 

また、自分が行く(かもしれない)場所なので見ておいて損はないと思います。旧帝大などでは大学院説明会などをしっかりやっているので、その際に見学させてもらえると思います。

 

実際に行ってみてよかったと思うのは、院生の方と話ができたことや試験に向けてやっておいた方が良いことなどを聞けたこと。受験する他大学の学部4年生と仲良くなれたこと(これは大きかった。他大学の院を受ける場合は一緒に勉強できる人がほとんどいないので)。受験する大学の教授に連絡先を知られたこと。などがあります。

 

連絡先を知られていると万が一転勤等で教授が出ていった場合に連絡してくれることがあります。自分の行きたい研究室の先生だった場合は知らないで入ってしまう例もあるようです。合格後も気を付けた方が良いかもしれません。(電話で確認するなど)

 

 

受験勉強について

受験勉強で最も大切なのは、過去問を解くことです。

なぜ大事かというと過去問を作るのは大学の教授だからです。(だから教授の移動を知るのは大事です(笑))

 

同じ教授が作ると、どうしても内容が似通ってきます。なので、院試の内容は毎回似たようなものになります。教科書などで勉強する必要はもちろんありますが、過去問で出題範囲を確認しておくこともかなり重要です。

 

過去問は大学のHPで基本的に見ることができますが、解答はついていないことが多いです。また、問題が見つからない場合も連絡すればもらえることもあります。

 

あとHPでは試験の内容を確認できるはずなので絶対に確認しましょう。大学によっては専門以外に英語があったり、TOEICのスコアが必要だったりします。特にTOEICは受けてからスコアが送られてくるまでに時間がかかります。大学院進学を考えている人は早めに受けておいた方が良いと思います。(ただし、有効なのは2年以内なので3年生になってから)

 

 

早めにやっておきたいこと

院試やTOEICの勉強ばかりやっていると、試験会場への移動やホテルの予約を忘れてしまったりします。

院試の日程は割と早く発表されているので、それに向けて早めに予約を取っておくと良いでしょう。飛行機の移動がある場合は早く予約する方が安く済むので、早いに越したことはないです。

 

特に重要なのは、入学願書の提出です。これは提出期限がきっちり決まっているので遅れると受験できません。僕自身は提出期限を間違えていて危なく受験できないところでした(笑)

 

ぎりぎりになってしまわないように早めに願書を請求して提出しましょう。

 

 

 

試験直前直後について

試験は大体面接と筆記があります。筆記に関しては受験勉強についての項で書いた通りです。きちんと勉強していれば合格点を取ることができます。

万が一点数がぎりぎりだった場合は、面接で試験内容について聞かれることがあります。筆記が終わったからって油断せず復習しましょう。

 

面接では試験内容以外に、今の研究内容や興味関心、大学院に入ってからやりたい研究分野などが聞かれると思います。就活の面接とは違い、振り落とすための面接ではなくどの先生の研究室に配属されるかを決めるための面接だと思います。

 

最後まであきらめずに頑張りましょう!

僕の場合は本番の緊張からか焦ってしまいましたが、途中で落ち着いて問題に取り組めて合格までできました。

 

 

終わりに

院試は大学院に入るための試験ですが、ある意味で専門分野の最低限の知識を付けるためのものだと思います。僕自身、院試を受ける前と後では知識量がだいぶ変わりました。

たとえ試験に落ちてしまっても、この経験は無駄にはならないなと思って合格発表までの期間は待てました。

 

大学院は2次募集をしているところもあるので、希望の大学院に落ちてしまっても2次募集で行けるところに行っても良いかもしれません。

 

少し長くなってしまいましたが、これから勉強して院に行こうと思っている人のためになればうれしいです。

 

 

keih87.hatenablog.com